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図書館で児童文学を読む

10月に静岡市の旧マルイに、「駿河屋」という、アニメとかゲームとかの中古販売と買取のお店が、新しく出展するということで。

それでお店のオープン前に買取強化をしてるという情報を子どもが見つけて、『これを機に、自分の持ってる漫画とか、売りたいものを持っていきたい』と。

そんなわけで本日、静岡へ朝イチで行ってきたのですが。

なんと、行ってみたら、「査定する商品がすごくたまってて、何時に、査定金額を出せるかわからなくて。むしろ、今日、査定できるかもわからなくて」とのこと。わー、すごい混んでる💦

それで、とりあえず待とうということで、セノバの近くの図書館で、こどもたちと本を読んで待つことにしたんですね。

それで、最近見た「木曜日は本曜日」というYouTubeを思い出して。

著名人が自分の好きな本を紹介するYouTubeなのですが、女優の松岡茉優さんの回で、「絵本や児童文学も、大人になった今でも読んでます」という言葉があって。
いつもぼくは、ビジネス書ばかり読んでたので、松岡茉優さんこアイデアをもらって、子どもむけのコーナーを散策していました。

なんやかんやお昼ご飯を間にいれて、10時30分から14時30分くらいまで図書館にいたんですが。他にも色々立ち読みしながらも、二冊、興味深い本と出会えました。

どっちも戦争の話で。
「子ども向けの本棚に置く本なのか、これが。。。」
というくらい、ぼくにも心に響きましてね。

「ヒトラーのはじめたゲーム」は、ナチス収容所に実際に囚われ、生還したポーランドのユダヤ人の人の体験談。

「三丁目が戦争です」は、戦争へのアンチテーゼのような本。戦争とはふとした些細なきっかけから起こるものなのか、と考えさせれました。

子ども向けの絵本の中に、普通に埋もれるようにありまして。ごんぎつねとかそこらへんと混ざってたんですが。
これは、、、実は大人向けかもしれません。

別に戦争モノに惹かれたわけではないんですが。なんだか読み始めたら没頭しましてね。

やっぱり今、まさに「戦争」が行われてる中、ニュースには出ない「一般の人の命や人生」というものに、もっと、僕らもちゃんと目を向けて。
ちゃんと「戦争は始めたら、終わりだ。どんなことがあろうと、はじめてはいけないのだ」ということを、言葉として、発しなければならないな、反省しました。

前者の「ヒトラーのはじめたゲーム」によると、第二次世界大戦で全世界で5000万人が亡くなったという説があるそうです。
戦争がなければ生きていた命です。

そして、恐ろしいのが、戦争の末期、ドイツが負けそうになる頃、ドイツの収容所から解放された主人公たちが、少しだけ歩いてたどり着いた街には、ドイツ人がつい今さっきまで、「普通の日常」を送っていたという描写です。

この時期は、逆にドイツにソ連軍が進軍するということで、ドイツ人が疎開する描写があるのですが。
そのため家主が疎開して空っぽになった家に、主人公たちが入ると、窓にはお花の鉢があり、庭があり。シャワーがあり、洋服があり、柔らかいタオルがあり。
ついさっきまで「普通の日常」があって。
同じ時代で同じような場所なのに。
「人種ーが違うだけで、地獄のような毎日を送っていた主人公。
この描写に、すごく考えさせられました。

今、自分がどれだけ平和の中で生きているのが幸せで。それは先人の方々の希望や努力でできていることを、もっと自分の中で、もっと魂レベルでちゃんと体に刻んで。

そして、「戦争というものは始めてしまったら、絶対にハッピーエンドはない。始めたら、もうそこで終わりなのだ。」ということを、定期的に、みんなで確認し合わなければ!と感じました。

これも、松岡茉優さんが児童書をYouTube動画で進めてくれたから気づけたし、うちの子どもが「駿河屋に行こう」と言わなければ出会えなかった本なので。
いやぁ、なんだか偶然ってありがたいですね!

●木曜日は本曜日YouTube 松岡茉優さんの回

●ヒトラーのはじめたゲーム(URLの紀伊國屋は在庫切れですが。セノバの近くの図書館にはあります)

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784751522042

●三丁目が戦争です(URLの紀伊國屋は在庫切れですが。セノバの近くの図書館にはあります)

https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784896918021