博多の事件と静岡県牧之原の事件を知り、ワクワク系マーケティング小阪先生の話、そして社会学者、宮台真司先生の話を思い返しました。
つまり、
「社会は悪い方向へ進んでいる」
下のYouTubeに、宮台真司先生が襲われた後の復帰された際のインタビュー動画が出てるので、もしご興味ある方はご覧ください。
動画内、2:40あたりからです。
『これからこういう類の事件は増える。
なぜか?
それは、
「お前、そんなこと考えるなんて、おかしいぜ」
といさめてくれるような人間関係が無くなっているから。』
「経営リーダーのための社会システム論」には、「人は、遺伝子的に孤独に耐えられないようにできている。」
という記述があります。
さらに、もうひとつ。「人間」に関する研究をする科学者でもある小阪先生から教えてもらったこと。
「人の脳というのは、自分があまりにも不安にかられると、人の足をひっぱりたくなるという性質を持っている。脳の性質だから、その人には悪気はない」
という、とんでもない最近の脳科学の研究について教えてもらいました。
いや、びびらせたくて、こんな投稿をしてるわけじゃなくてですね。
なぜこの話を書いてるかというと。
何度も何度も何度も書きますが、だからこそ、今年は「皆さんのような親切で真剣に向き合ってくれるお店屋さん」が、本当に今の社会に必要で。
鬼滅の刃でいうところの、「鬼になる」手前で、せ めて一人でも自分に優しくしてくれる存在がいれば。その人の行動は必ず変わっていたはずで。
「そんなこと考えてないでさ。せっかくなら、楽しい人生にしようよ」って言ってくれる人。
もっと言うと、皆さんのお店のお客様にとって、真剣に向き合い丁寧に接してくれてる皆さんのようなお店屋さんがいるからこそ、単なる買い物という体験だけでなく、孤独とか不安を和らげてるってことも伝えたいのです。
すでに救われてる人がたくさんいるってことです。
まだまだ大袈裟に聞こえてしまってるかもしれませんが、これが今の「社会」の実情で、おとぎ話でも漫画の世界の話でもないということなのです。
そりゃ、鬼滅の刃の炭治郎とか猪之助とか、鬼退治をしていて、すばらしいのですが。
でも、そもそも、「人間らしさを忘れた鬼になる人」がいなくなるために、ぼくらができることってもっとたくさんたくさんあると思っているのです。
たとえば、今日の皆さんのSNSの投稿ひとつが、もしかすると、誰かの心を救っているかもしれない。
そんなことも思い描きながら、デジタルツールをコミュニケーションの手段として使ってもらえると、ぼくはすごく嬉しいです。
「そりゃ生きてりゃしんどいこともあるけどさ。せっかくなら楽しくやってみようよ。」
そんな言葉もぜひ世の中に放ってもらえると、いいな、なんて思いますよ。