「顧客愛というパーパス」というビジネス本。
ざっとですが(いや、かなり読み飛ばしもありますが)完読しました。
この本、著者とその会社が編み出した「NPS」という、お客さんから見て、「その会社やそのスタッフ達が、自分をどの程度愛してくれてると感じているのか?を測る数値」についての話が多いので。
数値の話とか横文字が多くて、やや挫けましたが。。。
ただ、このNPSという「顧客愛を測る数値」を優先してる会社が、持続性が高いよ、というのが結論。
たとえば、その会社の筆頭がiPhoneなどを開発販売しているアップルという会社とのこと。
これだけでも、「顧客愛」を重んじる会社が、事実、長年生き残っていてさらに成長してる企業である根拠になると思います。アップルですからね。
さすがに「この本読んでください!」とは言えないくらい分厚い内容なので。
結論的なところを抜粋します。
これは何度か、分割して読んでもらえると、把握しやすいと思います。
少しでも参考になれば幸いです。
【p110-p111から引用】
「愛」は実に儚く、抽象的で、あやふやなもののように響くかもしれない。
そのことは喜んで認めよう。
人は愛という同じ言葉を使って、好みのアイスクリーム、自分の国、ダックスフント、母親、配偶者に対して感じていることを表現する。
そこで、本書ではこの言葉を次のように定義することにしよう。
愛とは、ある人のことを心から大切に思うあまり、その人を心身ともにより幸福にできることが、自分自身の幸せな気持ちにつながる状態。
愛するという知恵は、「己の如く、汝の隣人を愛せよ」という黄金律を支えるもので、すべての良き社会の基盤となるものだ。
愛はまた、良きビジネスをも支えていると私は思う。
顧客の人生を豊かにすることを第一に考えていると、顧客は「(あなたが)本当に自分のことを思って行動をしてくれている」と心から思うようになる。
すると、自分のニーズや悩みを率直に話してくれるようになる。
顧客が正直なフィードバックをくれれば、あなたは顧客にとって最高の経験は何かをよく考えて提供できるようになる。
こうして、提供される製品やサービスを顧客は自分の日常生活に取り込み、その結果としてあなたのサービスを継続的に利用し、あなたのビジネスに貢献し続けるようになる、というわけだ。
さらには、あなたの会社の従業員にも尊厳と敬意をもって接してくれる。
こういった要素がロイヤルティという成長エンジンに強力な推進力を与え、これまでに発明されたもっとも効率的で持続性の高い燃料となり、競合他社を一気に抜き去るほどの勢いを与える。
そう、満足した顧客が再びあなたの会社を訪れ、友人に薦めてくれるようになるからだ。
【引用ここまで】
僕のキーポイントは、序盤の
「ある人のことを心から大切に思うあまり」
の箇所の「ある人」が、皆さんにとって、「どんな人なのか?」
ここを集中的に掘り下げることです。
宣伝とはラブレターです。
皆さんが「心から大切にしたい人へのラブレター」をホームページや広告に代筆するのが、僕の役割です。
ぜひそのお手伝いをさせてもらえれば、嬉しいです。
参考図書
「顧客愛というパーパス」
フレッドライクヘルド
プレジデント社
https://www.amazon.co.jp/dp/4833424762?ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_5F49VNWZPF87RER25233